プレー中も気配り忘れず

いつでも何処でも緊張の連続

ゴルフをする前からかなりのマナーを求められると思った人もいるかと思いますが、実のところあれはあれで序の口であるといった見方をすることが出来る。ゴルフマナーの真髄、または本質にはやはりプレイしている最中でも何かと細かいマナーが求められる。正直、服装や道具などのマナーについては準備さえきちんとしていればどうにでも対処することが出来るが、実際にプレイしている最中のマナーに関していえば、どうしても普段の態度がにじみ出てしまうものだ。どうしてもそれを防ぎたいと考えている人がいたら、やはり実際にゴルフコースを廻って、同伴者に見てもらいながら自分のゴルフマナーの悪いところを述べてもらって改善する、これしか根本的な解決策は無いだろう。

またプレイしている時にマナーを守らなければならない理由として大きいのが、『時間通りに、スムーズにプレイして行く』事にある。一日に20近いコースをプレイして行くとなれば、かなりの時間同伴者と共に行動することとなる。そのため、自分なりのプレイが出来る時間は大半が皆無と見ていいほど、中々窮屈な時間を過ごすことになる。そういう意味でも色々と揉まれることになるわけだが、時間と闘いつつ、また同伴者に気を配りながらも自分のプレイをして行く、ある意味ゴルフという競技は勝つこともそうだが、そういったスタイルなども大きく勝敗に関係しているといえなくもない。

打ちっぱなしたい

プレイ中の回りへの配慮

では実際に打つ瞬間になった時に気をつけたいプレイ中のマナーをここから紹介していこう。まず最初にどんなときでも肝心なのは、

  • (1):打ち出す前に挨拶をすること
  • (2):素振りは一回限りにする
  • (3):他の人のプレイを邪魔しないようにする

この三つだ。(1)と(2)については良いとして、(3)の他の人がプレイしていると気に邪魔になるようなことをしてはいけないはかなり重要だ。例えば自分のショットが久しぶりに良い感じに打ち出せたことに興奮を隠し切れず、他の人がプレイしている時まで大声を出したり、動き回っていたりするのはマナー違反となる。何せ、打ち出すときの集中している時間を阻害される行為は相手だけではなく、自分にとっても悪影響を及ぼす迷惑行為だからだ。嬉しいときもあるかもしれないが、その感情を一旦落ち着けて次の人が打ち出すまでは気持ちを落ち着けて対処する必要がある。

また自分だけのショットに気を回すのではなく、同伴者の打ち出したショットの球筋も出来るなら見るようにしよう。そして打ったショットが良い感じに決まったら褒めてあげることも忘れてはいけない。こういうところはスポーツマンシップのように、喜びをお互いに分かち合うというところだ。

観客の騒動問題もそう

打ち出す際にうるさくしてはいけないと言われているが、これは一時期メディアで明らかにマナー違反をしている観客の姿が放送されて、一部ゴルフ愛好者から反感や批判を買った事件があった。先述で紹介したプロゴルファーの石川遼選手、彼が注目を集め始めてからというものの、彼の出場する試合には大勢の観客が押し寄せることになる。石川選手が打ち出すたびに歓声が出るなど、もはやアイドル状態だったが、それがかえって問題を浮きぼりにした。

石川選手が売れてゴルフ界の新生として祀りあげられるが、これがかえって観客の暴走を助長することとなる。何があったのかというと、石川選手がショットを繰り出すたびに観客達は何を思ったのか、カメラを取り出してシャッターを切っていたのだ。それも複数人が彼の集中力を阻害することを当然のように行なっているため、その試合では何かとミスを繰り出してしまい、次第に苛立ちを募らせていく石川選手がメディアで放送された。

このことから、ゴルフ場で選手の集中力を阻害しないためにも口うるさくアナウンスで注意を呼びかけたり、行動をやめなければ強制退場も厭わないといった姿勢を見せなくてはならなくなった。個人で廻るときは観客などといったものは無いにしても、プレイしている最中の同伴者を邪魔することだけは認められていないため、注意してもらいたい。

このニュースを知ったときには、さすがに石川選手を同情したと同時に、どうしてあそこまで他人が集中している時間を阻害するような行動を平然と起こすことが出来るのかと、その事が個人的に疑問だったが、やはり何も考えていないというところだろう。

池ぽちゃの悲劇

何事もスムーズに

紳士たるもの、身のこなしも軽やかであるべしといったところか、ゴルフをしているときはプレイ中もそうだが、移動などの時間もスムーズに済ませなければならない。特にティーショットを全員が終えたら直ぐに移動しなければならないなどもマナーの1つとして数えられている。その際にもホールまでの距離とこれから使いそうなクラブを持ってから移動していればプレイそのものを円滑に進めていかなければならない。

自分だけ打って、それで満足してはいけないというのは人によっては窮屈かもしれない。ただ何事も自分の思い通りに動かないというのはある種、社会活動を連想させるようなそんな流れを感じることが出来るからこそ、人間性を鍛えることも出来る。だが人間性がいくら鍛えられても、廻りのペースに関係なく、自分のペースでプレイするといった念頭は捨てていこう。

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