普段の常識は通用しません

身なりもきちんとする

前日までに用意しておかなければならないマナーについてもだが、それに関係するように当日に影響することになるのは道具関係だけではなく、ゴルフをプレイする際に着用する『服装』なども人によっては、不謹慎極まりないといった態度を見せる場合もある。紳士・淑女が嗜むスポーツという印象が強いからこそ、余計にそういった服装関係には注意を払わなければならないだろう。確かに中世ヨーロッパでゴルフをしていた人々がだらしない格好で遊んでいた光景など想像できない。色々とうるさく追求されることになるが、マナーさえ守れていればゴルフは楽しい競技だという事だけは忘れないで貰いたい。

服装を守らなければならない理由にはもう1つ存在しており、その理由として挙げられるのは多くのゴルフコース場がメンバー制を導入しているからだ。この制度を導入しているコースに限っては会員以外の利用は基本的に認められておらず、それ以外の客は利用する事ができないようになっている。イギリスのゴルフコース場ではメンバー制を採用しているため、その当たりを日本も見習っているといった所だ。

しかし日本に存在しているゴルフコース場の中には、会員登録をしていなくても利用することが出来るところもある。それはそれで使い勝手の良いところといったように思ってもらって十分構わないが、会員登録していないからこそ、風紀を守らなければならない。会員として登録している人達は生粋の意味でゴルフを楽しんでいることを意味しており、マナーに関してもかなり厳しい目線で見ている。メンバーとして登録しているだけあって、コース場を特に贔屓にしていることもうかがい知れるため、一般で利用している人達はそうした人達に失礼のないように配慮しなければならない。

こう考えると顧客同士を上下関係の立場で縛り付けているといった印象を持つかもしれないが、風紀を守らなければならないゴルフ場としてはあくまで対等に、会員であろうとなかろうと、守ってもらわなくてはならないところは守ってもらうように取り計らっているようだ。これ以上いくと口うるさくなってしまうため、そろそろ本題へと移っていこう。

打ちっぱなしたい

正しい服装とは

では紳士・淑女として恥じない格好でゴルフをプレイするときの格好とはどのような服装をすればいいのかについてだが、男女共通しているのは両者共に『襟付きのシャツを着用する』所と、『キャップ、もしくはバイザーをつける』ようにするところだろう。それ以外には、あまり派手過ぎない格好というところか、ただ派手といっても原色を使用してはいけないといったことではなく、身だしなみとしてきちんと通じるかどうかという点でものさしを計ればいいだろう。

具体的に理想とされる服装については、

  • ・男性の場合:キャップなどの帽子・ポロシャツ・チノパンなどの動きやすいズボン・動きやすい靴
  • ・女性の場合:キャップなどの帽子・ポロシャツ・スカート、またはズボン・動きやすい靴

こういったところだ。靴に関していうなら動きやすいというが、スニーカーを履けば良いというものではなく、身だしなみにそった靴をセレクトした方がいい。ゴルフは体力を要するスポーツなのでなるべく動きやすい服装にするのは当然だが、プレイしているときでも最低限の礼節を見せなくてはならないため、ラフすぎる格好は厳禁だ。

ダメな格好例

では逆にゴルフコースを廻る際にしてはいけない服装として、一言で言えば見るからにだらしのない格好をしていることだ。良い例として、襟なしのシャツや、短パンなどもそうだが、最近は老若男女と利用している人も多いショートソックスなどもゴルフをする際にはNGとなる服装なので、普段からショートソックスを履いている人は十分注意しよう。

ではNGな服装についても具体的に挙げてみるとしよう。

  • ・男性の場合:Tシャツなどの襟なしシャツ・短パン・ショートソックス・キャップなどを被っていない・首にタオルをしている・運動靴
  • ・女性の場合:Tシャツなどの襟なしシャツ・短パン・ショートソックス・キャップなどを被っていない・運動靴

男性でも女性でもそうだが、シャツがズボンから出ている格好はだらしないと見なされてしまい、また襟がない服装もゴルフをする際には不適切な格好と見なされる。ゴルフも一応はスポーツとなっているので、ついつい運動靴を履きたくなる気持ちは分かるが、ゴルフに関して言えば身だしなみも競技ルールの1つとして含まれているため、いくら動きやすいからといってもスニーカーなどを履かない様にしよう。

池ぽちゃの悲劇

会場に入る前から身だしなみには注意を

そしてここでも肝心なのが、プレイする際の服装だけに注意を払ってしまってクラブハウスに入場する際にいつもと同じような軽装で来店することも違反と見なされてしまう。来場するときからこうしたところにまでキチンと気を配らなければならず、男性の場合で言うならそこまでかしこまらなくてもいいが、最低でもジャケットを着てくる事がマナーとなっている。また何かしらのゴルフ大会に参加する際も、ジャケットを着て参加する事がマナーとなっているため注意してもらいたい。表彰式などがある大会の場合だと、ジャケットスタイルが正装となって、ジーンズなどは履いて来てはいけないとする規定も存在しているため、そういった細かいところの規約や注意事項にも目を通すようにしよう。

こうした身だしなみはゴルフならではの特徴、もしくは空気といえばいいかもしれない。ここまでで分かるとおり、かなり堅苦しい競技であるのはもちろんだが、この中であれば服装やマナーに関して気を配れるようになるため、人によっては自分磨きの場として競技に励んでみるといいだろう。

Leave a Reply

Your email address will not be published. Required fields are marked *

x
No Deposit Bonus