プロ野球などを観戦していて、応援席から流れてくるメロディーに聞き覚えがあったりしたりしませんか。
「このメロディーどこかで聞いたことがあるような……」
「そもそも応援歌って誰が最初に始めたの?」
など疑問に思うこともあったりすることもあるでしょう。
今年中日の与田監督の発言で話題になった、ピンクレディのサウスポーや人気ミュージシャン、ゴールデンボンバーが発表した『令和』などを使用していたりします。
また球団によってはゲームやアニメ、パチンコやパチスロの曲も使用されていたりもします。
今回は野球の応援歌の歴史やどのような曲が使用されているのかなどを紹介してきますよ。
野球の応援歌の歴史
日本野球機構(NPB)に所属する12球団で最も古いのが、1936年セントラルリーグ所属の阪神タイガースの『阪神タイガースの歌』通称『六甲おろし』です。
また選手の応援歌で最も古いのは、1978年広島東洋カープの選手だった山本浩二選手が初めてだと言われています。
応援歌の作り方のコツ
最初は原曲を何にするかから決めていきます。
多くの場合が、アニメや有名なゲームなどを参考にすることが多いです。
チーム応援歌の場合は相手の調子を崩したいときや、自分のチームを鼓舞するような言葉を使います。
選手個人の応援歌では、選手の個性がすぐに分かるように作ります。
例えばホームランを打つや、盗塁を決める、選手の経歴や出身地を使うことで、聞いていてその選手が誰なのかすぐに分かるように作る必要があります。
また球団にもよるようですが、歌詞やメロディーに対し球団の指示というのはあまりなく、比較的自由に作っています。
野球の応援歌は12球団すべてにある
前述した『六甲おろし』のような球団歌もあれば、読売ジャイアンツなどの球団のように私設応援団による選手別応援歌もあります。
加えて中日ドラゴンズの球団歌では歌詞の中に選手が入っているものあります。
球団歌は各球団の個性が出ているといってよいでしょう。
セリーグ各球団のチャンステーマに使われている原曲を紹介
チャンステーマといわれている得点のチャンス時に演奏に流れる曲のことです。略して『チャンテ』とも言われています。
この項ではセリーグ各球団で使用されているチャンステーマいくつかを紹介していきます。
読売ジャイアンツ
・YMO『ライディーン』
・スパルタンX
・smile.dk『バタフライ』
東京ヤクルトスワローズ
・ポパイのテーマ
・ルパン三世のテーマ
・逆転検事2『追及~つきとめたくて』
横浜DeNAベイスターズ
・パチスロ・アラジンA『アラジンチャンス』のBGM
・パチスロ・獣王『サバンナチャンス』のBGM
・ファミリコンピューター わんぱくダックの夢冒険『月面ステージ』のBGM
中日ドラゴンズ
・ピンクレディー『サウスポー』
阪神タイガース
阪神タイガースは全てのオリジナル曲のため原曲はありません。
広島東洋カープ
・superfly『愛をからだに吹き込んで』
・『攻めろ!』新日本プロレス内藤哲也選手の入場曲
パリーグ各球団のチャンステーマに使われている原曲を紹介
次にパリーグのチャンステーマを紹介していきます。
東京ヤクルトスワローズや横浜DeNAベイスターズでもそうでしたが、ゲームやアニメ、パチスロの曲を使っているというのも、好きな方にとってはたまらないものがありますよね。
パリーグのチャンステーマでも普段耳にしているような原曲のものがたくさんありますよ。
北海道日本ハムファイターズ
・さだまさし『北の国から~遥かなる大地より』
・映画『チキ・チキ・バンバン』の主題歌
・ささきいさお『いけいけそれゆけ、ぼくらのファイターズ』東京ドーム限定
東北楽天ゴールデンイーグルス
・仙台ローカルの遊園地『八木山ペニーランド』のCMソング
・ZONE『True Blue』
・GReeeeN×ベッキー♪♯『GOOD LUCKY!!!!!』
千葉ロッテマリーンズ
・パチスロデコトラの鷲『車BIG』のテーマ
・熱血高校ドッジボール部の『対抗試合』のBGM
・パチスロモンキーターン『SG RUSH』のBGM
・東京スカパラオーケストラ『砂の丘~Shadow on the hill~』
埼玉西武ライオンズ
・『ジャングル大帝のテーマ』~『レオのうた』のサビの部分
・ウルトラマンセブンのテーマ
・荻野目洋子『恋してカリビアン』
オリックス・バファローズ
・讃丑歌 ガガガSPと大阪私設慶援團による合作
福岡ソフトバンクホークス
・『鷹の道』原曲はガガガSP『弱男』
・THE BLUE HEARTS『人にやさしく』
・パチスロ押忍番長2『ラコタス・ランデブー』
・DJ OZMA『六本木ツンデレラ』
・ゴールデンボンバー『令和』
まとめ
どこかで聞いたことがあるという曲もかなり多かったのではないでしょうか。
ただあくまでも紹介したのはごく一部なので、まだまだたくさんありますので、是非ご自身でも気になったら調べてみてくださいね。