怪我には注意

安全にプレイするためにも

そろそろ最後に差し掛かってきたので説明させてもらうと、マナーを守るのはもちろん大事だが、それ以前にゴルフを楽しむためには安全に競技を楽しんでいるかどうか、そこのところにも注目してもらいたい。いくらマナーや礼節を重んじているからといっても、内容は自分のスコアを記録していかに良いスコアを叩き出せるかどうか、その一点だけはやはり外せないところだ。自分のスコアも気にしたい、でも相手に対しての配慮も忘れてはならない、色々と気にしなければならない事は沢山あるが、やはり無理のないプレイをしない事は何をするにしても当てはまる。

特にゴルフの場合、何気に怪我をする要因はそこら中に存在しているため、周りに対する配慮などに注意を取られていると怪我をしてしまうなんて事もある。オマケに打ち出されたボールの速度、人によってかなり個人差が出るところだが、平均時速としても男性なら軽く数十kmは記録しているはず。それがもろに頭に直撃したら当然ながら、タダではすまない。最悪脳震盪だけですめばそれだけで十分だが、最悪打ち所が悪ければよろしくない展開にだってなりかねない。いくらマナーなどを守らなければならないといっても、もしも不意に自分の身に危険が迫っている場合があったら、とっさに防御ないし回避する、またそもそも危険に巻き込まれないように立ち回るといった機転も聞かせる必要がある。

こうした危険に見舞われやすいのは誰でも同じだが、特に初心者などは幾割かは危険が高くなっていると見て良いだろう。そこでそうした事故を引き起こす、もしくは巻き込まれないようにするためにもこんなところは気をつけておきたい点について話をしていこう。

打ちっぱなしたい

掛け声に注意を

ゴルフコースを廻っていると時々叫び声を耳にする事がある、そんな体験をした事がある人もいると思う。誰かが奇声を上げているんだろうといったことではなく、その叫びについては良く耳を研ぎ澄ませて聞いていなければならない、その内容が『fore(ファー)』だった場合には、『ボールがそっちに向かっているから気をつけてくれ』という合図になっているため、声がした方角と共に頭をガードできるように防御体制に入っておこう。

この時の掛け声、キャディが発言することもあるが、当然だがプレイヤーとしてもあらん限りの声で叫んで怪我をしないように注意してくれと警告をならさなければならない。この発言をするかどうかで、怪我を回避できる可能性は大きく異なる。叫びを無視してそのまま活動していた場合には自業自得だが、自分としても、また前を先にプレイしている人としても怪我なく安全にゴルフを満喫してもらいたいと思うのは当然のこと。叫ばずに相手にボールが当たってしまった場合には、トラブルへと発展する危険性が出てきてしまうため、出来ることをしておこう。

ショットをしようとする人から離れる

当たり前だが、これからショットを打とうとしている人の前に出たらとても危険なことだ。ボールが当たるのもそうだが、クラブが直接頭に当たっても大事故になりかねないため、ショットをうとうとしている人がいたら前に出ないようにして、ティーグランドに入らない位置で様子を伺うようにしておこう。

当たり前のことだが、これも時々何も考えていなかったり、また打とうとしている付近に誰かがいることに気付いていないなど、不測の事態は様々起こる事が考えられる。こうした事故は必ずといっていいほど不注意から発生しやすい、事故は自分から呼びこむモノでは無いと考えている人もいるかと思うが、その思い込みがとんでもない事故を招き寄せてしまうことも十二分にありえるため、自分の時、そして相手の時共にショットをしようとしている人から離れるようにする、また自分の回りに誰もいないことを再確認するのを怠ってはいけない。

前の組の人達に打ち込まないようにする

コースを廻っていると、時に前の組がまだ終了していなかったりする。時間が押していたり、またスロープレイしているからといったような展開も可能性としてあるかもしれないが、もしもまだホールに前の組の人達がプレイを継続しているようなら、直ぐにゲームを始めずに終わるのを待っておこう。この時も当然ながら、前の人達がいまだにプレイしているところでボールを打ち込んだら当然当たる危険性が出てくる。とりあえずファー言えば何とかなるだろうという問題ではなく、言うなればここでは始める事は逆に間違いで、終わってから直ぐに始められるように準備していることが正解だ。

前がちんたらとプレイしているから後がつっかえていることもあるかもしれないが、安全に、安心してゲームプレイする事がスポーツの前提だ。それが紳士のスポーツであれば健全に遊べるモノでなくてはならない。血みどろの、それこそ血と鉄と、硝煙の漂う戦場紳士然とした人がいるわけでは無い、そういう光景を想像してもらえれば血が出ないように他人に配慮することもまた紳士として考えなくてはならない行動だ。

先頭の人達が終わったら直ぐにゲームを開始ではなく、やはりこの時もキチンと前の組がずっと離れるのを待ってからゲーム再開が推奨されている。そろそろ日が暮れてきて、もしかしたら廻りきれないかもしれないなどの不安や焦りがあるかもしれない。そこは一旦落ち着いて、怪我人が出ないように配慮することも紳士・淑女としての嗜みだ。

池ぽちゃの悲劇

無用なプレイはしないように

これも情報を集めているとよくある話だが、ゴルフをしているとこうした怪我人が出ないように配慮する掛け声だったりなどを欠いてしまうと、実際に被害をもたらしてしまうケースも頻繁にあるという。中には頭部こそ当たらなかったが、足に当たってしまって酷く痛みにさいなまれてしまったというケースもある。このケースでは結果的に当ててしまった方に非があり、危険を知らせる掛け声を出さないでそのままにしてしまったがために事故に繋がったようだ。その後、プレイ終了後に話し合いが行われたが、いざこざは膨れ上がる事無く円満に解決したというのだから不幸中の幸いといえる。

もしもこの時頭部座礁といったような怪我をさせる事故が出たら、その時点で十分に故意かどうか関係なく、警察沙汰に発展してしまう。もはやそうなれば紳士のスポーツという問題ではなく、法治国家として裁かれなければならない。健全に楽しむ事はそうした無用なトラブルを回避するためにできることを最大の努力と最小の被害で済ませることだ、被害といってもこの場合ならコースに与えるダメージのことだ。

安全に楽しむためにもそうした点に気をつけながらゴルフは楽しまなくてはならない。礼節とマナーを重んじること、それが引いてはこうした怪我といった人的被害を出す事無く無事に一日を終了することが出来る。色々と厳しいところはあるかもしれないが、モットーとしてはスポーツマンシップ気質はゴルフにも根付いているため、そこのところを意識してゴルフも時には熱くなって楽しんでみるの意も悪くは無い。

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